設計

建物の設計図に基づき、製造工程の全体を考慮しながら、工程表や工作図を作成。この際、疑問点や問題点をすべて解決することも品質につながります。弊社では、材質や高炉・電炉について、スカラップの有無、溶接技能といった、後で修正し難いポイントを中心に質疑書を作成。工作図と同時に、製造に必要な道具や型などの書類も作り、材料の手配も行います。

製造

仕入れた材料の品質を確認し、一次加工を開始。図面を元に、切断・孔開け・開先加工を施します。加工した部材は建築物の柱や梁として、手作業と機械によって組み立てます。その後、構造の要となる接合部を溶接。母体となる鉄骨と同等の強度が溶接部に求められる、ナガオカ鉄骨の品質の要とも言える最も重要な工程です。
溶接姿勢や溶接部位を考慮した作図づくり、開先部の後処理や裏当て金の取付といった基本作業を丁寧に行うことで、ミス・ロスの発生を防ぎ、高い品質を保つようにしています。

検査

高い品質を保つために、すべての工程において検査が重要となります。図面通りに作られているかの確認や超音波探傷検査による内部確認で、わずかな欠陥も見逃しません。また、ほぼすべての案件において、第三者機関の検査を導入。自信を持ってナガオカ品質が保証できる鉄骨だけを出荷します。

建方

製造した鉄骨の品質を保って現場へと届けることも重要な工程です。運搬中の変質を防ぐため、養生を施し積み込みます。また、現場周辺や輸送経路の情報をきっちりと把握することで、安全に配送。現場では建方指示書を元に重機で組み立て、溶接作業を行う場合もあります。